不惑で候

40代男子()の不惑とは程遠い日常

免許がない!②

免許なしで過ごした10年

 

運転免許の更新を忘れ、失効した自分がどういう手を取ったかというと…

 

免許および車のことを完全に忘れる

 

だ。

実際、免許の更新を忘れるぐらい車なんて乗っていなかったし、都内であれば電車&バス&タクシーといった公共交通機関でこと足りる。

 

免許なんてなくてもへっちゃらさ~

 

そう自分に言い聞かせ、免許など最初からなかったことにしたのだ。

 

だが、いい歳なのに免許がないという状況は、ボディブローのようにジワジワ効いてくる。

(そういえば「免許がない!」という舘ひろしの映画もあったね。若い人は知らないか……)

 

まず運転免許証は「身分証」として最適だ。

顔写真付きの公的な身分証はまず運転免許証かパスポートということになる。

いちいちパスポートを持ち歩くのはわずらわしい。

そして、「あ、この人免許ないんだ」と店員さんに思われる(ような気がする)。

 

当たり前のように車を乗りこなす同世代の男達に比べ自分が劣っているような気がして、「車出そうか」なんて言われようもんなら「うへえ、申し訳ねえ…あんた立派な大人だよ…」という卑屈な気持ちになったりして、要するに免許がないという状態は、実益の点というよりも精神衛生上、大変よろしくない。

 

こうしておよそ10年、免許がないというコンプレックスを抱えながらも、なんとかやってきた。

が、いよいよ不惑の40代。もうここで免許を取らなかったら一生乗らないだろうなあ。というか、これ以上歳取ったら学科試験とか技能試験とか普通に受からない気がするよ……

 

というわけで一念発起。ついに

 

免許再取得するぞ!

 

と心に決めたのであった(遅い)。

 

続く